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とあるマブスファンが優勝のために考察するブログ

ラプターズ対バックス初戦雑感

    いきなりマブス関係ない記事ですいません。うちのブログはマブス以外にも気になったチームの記事をちょこちょこ書いていきます。今回はラプターズ対バックスの初戦を見た感想を語っていきます。

 大半のリードを奪っていたラプターズですがそのrリードの立役者がラウリー。僕はラプターズが勝つためにはラウリーの復調がかなり大事だと思っていて、というのもレギュラーシーズンのラプターズプレーオフほどカワイのアテンプトが多くなく、ラウリーのドライブからキックアウトしてコーナースリー、みたいな展開での得点が多かった気がします。カワイはあくまでそのパッシングオフェンスのアクセントとしてのアイソ、という役割だったように見えました。なので、その頃の好調なオフェンスを取り戻すためには、ラウリーの活躍が必須、と思ったのです。

 実際、この試合のラウリーはこのプレーオフで一番好調でした。スリー7本を含む30点しかしアシストは2しかありませんでした。得点のほとんどはアウトサイドシュートで、ドライブはしてない、というよりさせてもらえてない印象でした。

 この試合、ラプターズはカワイのアテンプトが減った分、バランスの取れたオフェンスになりました。その中で気になったのが、シアカムのコーナースリー。この日はスリー2/9でしたが、ワイドオープンのシュートも結構ありました。だから、ここがいつも通り入ればもっと簡単にラプターズが勝っていたんじゃないかと思います。彼みたいな腕長くてディフェンス力あってエネルギッシュなプレーヤー、僕は好きです。がんばれシアカム。

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この写真のエンビードの顔のジワリティの高さよ

 一方で悪い意味で気になったのがガソル。ファーストラウンドはヴチェヴィッチ、セカンドはエンビードと相手のポストアップを得点源とするエースをディフェンスしていました。そして二人とも見事に抑えられていました。しかし、バックスとの初戦ではロペスをマーク。今までずっとポストディフェンスをしていたのに、急にスリーポイントライン外で立っているだけの選手をマークしなくてはいけなくなりました。そうなると、機動力のないガソルはヤニスやミドルトンのヘルプにいった際、彼らがキックアウトした先にいるロペスまでカバーできていませんでした。ということで、ガソルのディフェンスでの良さを生かせていませんでした。

 もっと不安なのは彼のオフェンス。ラウリーにピックをかけに行った際、ポップするのではなく、ラウリーと並走して、ロペスでもチェックはいけるような、中途半端なミドルを打って外す場面が見られました。あれでは相手ビッグマンを引き付けられないし、決まっても所詮2点なので、やるならもっとしっかりスリーを打つためにポップすべきだと思いました。ロペスほど躊躇なく打てとは言いませんが、もっとスリーにこだわってもいいんじゃないかと思いました。

 第二戦に向けてですが、僕はラプターズはマッチアップをガソルをヤニス、ロペスにシアカムにするべきだと思いました。ロペスは基本スリーかプットバックしか打たないので、マークマンがガソルである必要がありません。シアカムなら、ヘルプにいったあと、パスをもらったロペスまで詰めていける機動

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この写真のエンビードの顔のジワリティの高さよ


力があります。一方ガソルも、この試合数回ヤニスとマッチアップする機会がありましたが、引ききって守っていた結果、結構止められていたように見えました。シクサーズがシアカムにエンビードをつけていたような感じですね。なので次の試合は最初からマッチアップ変更が見られるかも知れません。

 バックスに関しては、まあいつも通りやっているという感想でした。そもそもバックスって「相手によって対応を変える」というより、「自分たちの強みを生かす」という感じのチームですよね。いつも通りじゃなかったのはミドルトン。この試合はFGが4/12の11点で、ミドルトンに対してはかなりヘルプによっていました。なので次戦ロペスが抑えられた際にミドルトンの得点が伸びるかどうかは注目ですね。あと、やっぱり僕はブログドンが好きです。マブスに欲しい。

 最後にシリーズを通してキーになりそうなのは「疲労」です。5戦で終わったバックスと7戦までかかったラプターズというのはもちろんですが、9人ローテのバックスに対し、ラプターズは8人ローテでベンチメンバーの時間も少なく、結果主力のレナード・ラウリー・シアカムが40分超えと、主力の酷使が目立ちます。バックスは最高がヤニスの37分なので、プレイングタイムの管理がしっかりされているのがわかります。

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ラプターズのスタッツ ベンチ選手3人は20分出ていません

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バックスのスタッツ ベンチも含めて出場時間のバランスがいい



バックスの強い理由がここだと思っていて、トランジションを主体で戦う以上、選手の疲労は一般的なペースのチームよりたまると思います。なので、プレイングタイムをちゃんと管理し、質の良い選手をコートに置き続けることが出来るのが強さの秘訣だと思います。ラプターズのベンチはアヌノビーがいないのが痛いですね。彼がいないことで、ローテーションが厳しくなっているのがひしひしと感じられます。あとは「ラプターズのベンチってこんなにダメだったの?」ということ。特にバンブリートはこのプレーオフいい試合一個もないんじゃないかってくらいシュートが不調ですよね。だから、ラプターズのベンチ陣がいかにスタメンを助けれるかってのは、シリーズ通しての課題になりそうです。

 こうやって2か月近く他のチームのプレーオフばかり見てると、たまにマブスの試合みたくなるんですよね。ということで最後に個人的に印象に残ってる、強かった時のマブスのハイライトを載せて終わりたいと思います。


Boston Celtics vs Dallas Mavericks Full Game Highlights | 11.24.2018, NBA Season